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ARINC 424 SPECIFICATION(邦訳版)

ARINC 424 Specificationsは、航空情報データとアビオニクス間のデータ交換仕様として1975年に初版が発行され、以降50年に亘り改訂が続けられてきています。近年のRNAV/RNPなどの運航方式の進展に伴い、飛行管理装置(FMS)の高度化も進み、それを支える同規格の重要性も増しています。 かつては航空情報データサプライヤー、アビオニクスシステム製造者および運航者に限られていた本規格の使用範囲も、現在では運航承認者や飛行方式設定者、飛行検査実施者、航空情報発行者、航法研究者、航法システム開発者など新たな関係者にも広がっており、理解が必須となっています。 しかしながら、その内容は英語表記かつ専門的であるため、理解度に差が生じ、不具合対応にも影響を及ぼしています。 こうした状況を踏まえ、本邦訳版は、関係者全体の理解促進と適切な活用支援を目的として作成されました。 今後、GBAS/SBAS運航方式や無人航空機・空飛ぶクルマ等の技術進展にも対応するうえで、本邦訳版が幅広い関係者にとって有益な資料となることを期待しています。

飛行方式設計入門

航法システムデータベース ARINC 424-20(邦訳版)

※ご希望の方は、弊社までお問い合わせください。

ARINC424-20/2011 年12 月5 日発行

【主な改定内容】

  • 空港へのGBAS/SBAS 進入方式に関連する項目を追加
飛行方式設計入門

航法システムデータベース ARINC 424-21(邦訳版)

※ご希望の方は、弊社までお問い合わせください。

ARINC424-21/2016 年7 月25 日発行

【主な改定内容】

  • ヘリコプター運航をサポートするための関連項目を追加
飛行方式設計入門

航法システムデータベース ARINC 424-22(邦訳版)

※ご希望の方は、弊社までお問い合わせください。

ARINC424-22/2018 年7 月23 日発行

【主な改定内容】

  • 電子拡張可能なマークアップ言語(XML)の導入および滑走路関連項目を追加
飛行方式設計入門

航法システムデータベース ARINC 424-23(邦訳版)

※ご希望の方は、弊社までお問い合わせください。

ARINC424-22/2022 年7 月8 日発行

【主な改定内容】

  • 航空通信ネットワーク(ATN)関連項目の追加
  • ヘリポート/ヘリパッド関連項目の追加
  • 磁方位から方位への変更(例:滑走路、インバウンドコース、アウトバウンドコース、等)
  • XML 導入に伴う関連項目の拡大および開発プロセスに関する説明を追加
  • Attachment 5 の改訂

    ① 6章:全ての方式タイプに有効な進入方式のコーディング・ルール
    ② 7章:精密進入方式のコーディング・ルール
    ③ 8章:非精密進入方式のコーディング・ルール

運航者のみならず、運航承認、飛行方式設計、航空情報、飛行検査、航法研究等に携わる関係者の皆様にもARINC424 Specificationについての理解を深めていただくための講習を実施しております。講習内容・日程等につきましてはご要望に応じてアレンジ可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
※講習は日本語で実施されます


PANS-OPSシリーズ

空の旅になくてはならないものは、航空機、航空機を運航する航空会社、パイロット、航空機が安全に運航できるように支援する管制官等のスタッフ、さらに滑走路等の関連施設とそれらを維持管理するスタッフ等ですが、忘れてはいけないものに飛行方式があります。かつては、天候に左右されていた航空機の運航も、今では、地上施設や航空機に搭載されている機器等の条件が整っていれば、昼夜を問わず、雨が降っても、霧の中でも可能となりました。このように、天候が悪くても運航することを、全天候運航(All Weather Operation)と言います。飛行方式は全天候運航を行うためになくてはならないものです。現在では、アメリカ及び一部の国を除き、世界中の多くの国でICAOの国際基準が適用されています。日本もPANS-OPSに準拠した「飛行方式設定基準」を制定・運用しており、アジア地域において中心的役割を果たす国として期待されているところです。PANS-OPSシリーズは、初めて方式設定に触れる人を対象にした入門書です。

飛行方式設計入門

飛行方式設定入門 第5版

10,000円(税込 11,000円)

空域設計の基礎となる飛行方式の設計を学ぶことを目的として、2011年8月に「飛行方式設定入門 精密進入と出発方式」を出版し、国際民間航空機関(ICAO)附属書や航空業務方式(PANS)の改正に応じて修正を加えてきました。今回、PANS-OPS Vol. IIの一部が改正され2024年11月から適用されたことに伴い、第5版として改訂しました。 今回の改訂は方式設定入門者が必要とするであろう、次の二点に絞って行いました。

1. 最低高度(minimum altitude)、最低障害物間隔高(MOCA:Minimum Obstacle Clearance Altitude)、障害物間隔高度/高(OCA/H: Obstacle Clearance Altitude/Height)および方式高度(procedure altitude)の関係性が整理されました。

2. 最終進入経路と滑走路中心線の延長線とが交差する最終進入経路について、両者が交差する地点は滑走路末端(THR)から1,400m以上の位置でなければならないとのみ規定されていましたが、”最終進入経路は滑走路末端(THR)から1,400mの位置において、滑走路延長線から横方向に150m以内の位置になければならない” と新たに規定され、これにより交差地点の限界は、交差角15°にあっては滑走路末端(THR)から約1,960m、交差角30°にあっては滑走路末端(THR)から約1,660mとなりアメリカ連邦航空局(FAA)の規定(Doc. 8260.3F: TERPS)に近くなりました。

飛行方式設計入門

続飛行方式設定入門 第2版

10,000円(税込 11,000円)

「続飛行方式設定入門(初めてのPANS-OPS) 精密進入方式」を出版後、方式設計を取り巻く状況も変化し、国際民間航空機関(ICAO: International Civil Aviation Organization)は、地上に設置した航空保安無線施設の利用から軸足を宇宙基盤の人工衛星に移してきました。
それに伴い、航空機の航法に搭載機器の航法性能に準拠した航法(PBN: performance-based navigation)の概念が導入され、展開されるにしたがって、「滑走路等に係る基準を定めるICAO第14附属書」、「航法システム性能に係る基準を定めるICAO第10附属書」および「航空機運航に係る基準を定めるICAO第6附属書」ならびに「進入方式設定等に係る基準を定めるPANS-OPS(航空業務方式‐運航)」において、計器進入等に係る定義が曖昧であったことから、これら附属書等の間に様々な矛盾が生じ始め、運航者等に混乱を招くこととなり、その矛盾を解消するため、2014年11月にこれら附属書等の改正がなされ、さらに、これと並行してPANS-OPSにも宇宙基盤の人工衛星を活用したRNAV経路からILS進入方式への転入および進入復行方式に係る基準が定められました。今回、これら附属書およびPANS-OPSの改正を受けて、第2版として改訂しました。 この間、ICAO第14附属書において、滑走路コード番号3および4に係る着陸帯の幅が、滑走路に沿って横方向に、片側150mから140mに改正されましたが、PANS-OPSの規定には反映されていません。安全性には問題ないと思いますが、今後何らかの動きがあるかもしれません。

飛行方式設計入門

RNP及びSBAS進入方式設定入門

10,000円(税込 11,000円)

本書は、初めてのPANS-OPS シリーズの姉妹版で、四部構成になっております。

第Ⅰ部:計器進入方式の概要
第Ⅱ部:垂直方向へのガイダンス付き進入(APV)方式を含めRNP 進入方式
第Ⅲ部:SBAS 進入方式
第Ⅳ部:進入方式の名称及び運用限界(minima)

汎地球測位航法衛星システム (GNSS)、簡単に言えば、人工衛星によるRNAV 航法を中心に据えたもので、第Ⅱ部の進入方式はRNP APCH 航法仕様基準を満たす方式となっています。

飛行方式設計入門

GLS進入方式設定入門

10,000円(税込 11,000円)

近年、方式設計を取り巻く状況の変化に伴い、国際民間航空機関(ICAO)は、地上に設置した航空保安無線施設の利用から、宇宙基盤の人工衛星に軸足を移行し、ICAO 条約附属書及びPANS-OPS やPANS-ATM 等の航空業務方式の改正を行い、地形上の問題等でILS 等の精密進入を行うための施設を設置できなかった空港でもGLS進入方式により精密進入を実施することが可能になりました。本書では、GLS 進入方式の設定について、わかりやすく説明しています。

飛行方式設計入門

ヘリコプター PinS進入出発方式設定入門(含 PinS LPV進入方式) 第2版

10,000円(税込 11,000円)

日本においても、宇宙基盤の人工衛星を活用したPinS進入出発方式の導入を始めようとされています。米国発祥のPinS進入出発方式ですが、多くの専門家の手を経て、現在、ICAOの附属書及びPANS-OPS等に反映されているところです。 特定の地点(Point in space)以降、目視によりヘリポートなどを視認し続けること(proceed visual)または有視界飛行方式に従って飛行すること(proceed VFR)を条件としたPinS進入出発方式は、救急医療用ヘリコプター(ドクター・ヘリ)の運航に非常に有効なものになると思われます。 2020 年5月にPANS-OPS Vol. II が第7版(amendment 9)により改正され、関連する規定が2021年11月から適用されました。そのため、今回の改正及び一部読者からの質問等を受け、第2版として改訂しました。
さらに、PANS-OPS Vol. II、2014年の第6版において、”LPV 運用限界までのヘリコプター PinS RNP進入方式設定” について規定されていました。今回改正され、少し不明な点が明らかにされましたが、まだPANS-OASソフトウエアも改良されておらず、納得できない点もありますが、世界的な動きを日本の学習者に知ってもらうため、本入門書に参考として添付することにしました。日本は国内運航を目的とした全てのヘリポートに対し独自の基準を設けているとして国際民間航空機関(ICAO)第14附属書、第II巻に記載されている標準及び勧告は未適用としており、ヘリコプター運航について研究し安全性を確認する機関もありません。さらにヘリコプターがPinS LPV進入方式を実施するために必要となる機器の搭載及びパイロットの訓練に費用が掛かることから、わが国において適用されることはないと思いますが、参考にしてください。

RNP AR設定入門

RNP AR設定入門

10,000円(税込 11,000円)

これまで方式設定に係る入門書の執筆は、ICAO理事会の承認を必要とするPANS-OPS(航空業務方式‐航空機の運航)シリーズに限定していましたが、本書「RNP AR方式設定入門」は、ICAO事務局長の権限で発行されるICAOの技術手引書(technical manuals)*1に基づいています。出版時点において、この技術手引書ではRNP AR進入方式についてのみ書かれていますが、アメリカ連邦航空局(FAA)ではRNP AR出発方式について “指示書(order)*2” で設定に関する基準が定められていること、ICAOにおいても導入に係る検討がなされていることなどから、いずれRNP AR出発方式が含められるであろうことを考慮し、本書の名称を「RNP AR進入方式設定入門」ではなく、「RNP AR方式設定入門」とすることとしました。

*1 Doc 9905第3版: Required Navigation Performance Authorization Required(RNP AR)Procedure Design Manual
*2 8260.58C: United States Standard for Performance Based Navigation (PBN) Instrument Procedure Design

本書は、理解を深めるためにFAAの指示書の規定を参考として引用させていただいています。ICAOの技術手引書は基本的に計測単位にメートル法を用いていますが、FAAの指示書はマイル(NM)とフィート(feet)を用いており、換算の関係からと思いますが、両者で数値が若干異なっていることがあります。さらに、両者同じことを説明しているにもかかわらず、用いられている略号などが異なっている場合があります。本書を読まれる場合、注意していただければ幸いです。

飛行方式設計入門

飛行方式設定入門 テスト問題集

※ご希望の方は、弊社までお問い合わせください。

知識は実際に使ってこそ実践的に活用することができます。飛行方式設定入門に準拠した問題をこなすことでより読者の活かせる知識として定着することでしょう。

航空機の安全運航

飛行方式設計入門

航空機の安全運航 第6版

※ご希望の方は、弊社までお問い合わせください。

本書は、航空交通業務(ATS)の基盤となっているCNS(通信:Communication、航法:Navigation、監視:Surveillance)をはじめ、全天候運航、航空機の飛行方式と航空機間間隔および、わが国の航空交通業務について、過去・現在・未来に視点をおき取りまとめています。

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